新潟地区は北陸新幹線・上越妙高駅が最寄りです。上越市西部に位置し、日本海から水源地の「くわどり市民の森」まで、南北約15kmにわたる範囲で活動を展開しています。『自然と暮らしとのつながりを体感できる体験活動を継続し、人が集う場づくり』を目的に、活動を行っていきます。

2019年度より、上越市で活動している「NPO法人かみえちご山里ファン倶楽部」が、ろうきん森の学校新潟地区として新たに加わりました。
メインフィールドの「上越市くわどり市民の森」は上越市西部に位置する自然公園です。地元スギ材を利用した管理棟やブナ林の散策道、湧き水をたたえる池沼などがあり、また一部は上越市の水道水源保護地域に指定されています。かみえちご山里ファン倶楽部が指定管理者として施設管理を行うとともに、「水源の森」の役割や森と私たちの生活との関わりなどを考えるさまざまな体験プログラムを実施しています。
主な活動
1 森づくり・ものづくり活動
里山林の下草刈りや枝払いを行うと、春には一面のカタクリ畑!整備で得た材は薪やきのこのホダ木として活用します。また森の手入れと合わせて、食材の採取や料理、ものづくりなどを行う体験会を予定しています。

2 森と棚田の保全活動
年間を通じて耕作技術や森を含む周辺環境の保全に必要な知恵・技を学ぶ「棚田学校」では、地域の方々や仲間とともに用水清掃やハサ木づくりなども行い、田植え・稲刈りだけではない「棚田ライフ」を満喫できます。

3 夏のふるさと探検
森あそびや自然散策、工作、調理などを通じて、ふるさとへの愛着や自主・自立性を育む体験活動です。日帰りですが、森での発見とお楽しみの連続に子どもたちの目が輝きを増します!

代表からのメッセージ
2015年度より「ろうきん森の学校新潟地区」として参加し、森林整備や棚田の保全活動など、さまざまな活動を通じて、自然の持つ力や恩恵をより強く感じています。
私たちの活動エリアにある豊かな自然・資源・人々は地域の財産です。これらと地域内外の人々をつなぐ「場づくり」が新潟地区における重要な役割の一つです。これまで参加・体験型活動の実践を中心に事業を展開してきましたが、今後はそれに加え、「自ら考え行動する人の実践フィールド」として、いくつかの事業にサポーター制度を設けます。事業のサポート(ボランティア活動や実践活動)をしながら、変化する自らの考えや暮らし方をスタッフや仲間と共有し分かち合あい、高め合う、そのような場と人の輪が広まるといいな、と考えています。
っz自然を知り、森を知り、それらにふれあい、その変化を感じ取り、時には離れ、時には活用し、常に生活のどこかに自然の息吹を感じていること。そのような暮らしを目指して、今後もろうきん森の学校の活動を推進してまいります。